数年前に亡くなった奥さまのモノを捨てられない時は

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昨日、お片づけサポートのご依頼いただいていたSさんから電話がありました。

本当は4月にお宅に伺うはずが、新型コロナウィルスの影響で今は延期させていただいています。

お申込み時点で、切羽詰まった感を感じていたのですが、家にいる時間が長くなったので、自分で片づけをやってみようと思い始めたそうです。

Sさんは、男性。

奥さまは、数年前に他界されたとのこと。

もともと、家の中のことをすべて奥さまに頼っていたSさん。
片づけは苦手だし、奥さまとの思い出の品々が捨てられないそうです。

そんな状況で、安心して片づけを進めるために話したことを紹介します。

これまでどうしても捨てられなかった…

Sさんには、同居している大学生になる息子さんが2人いらっしゃいます。

奥さまが亡くなった時は、まだ子どもだった息子さんたちもすっかり大きくなって、「自分たちのこれまでの教材を捨てたい」と言うようになったそうです。

大学生にもなれば、自分で教材くらい捨てられます。
任せておけばいいじゃないかと思いたくもなりますが、Sさんは捨てられないそうです。

その教材たちは、Sさんと奥さまが一緒になってお受験に励んだ「証拠品」だったからです。

確かにそれは捨てづらいモノだろうなぁと共感しながら

「具体的にどんなモノが特に捨てたくないなーと思いますか?」と質問してみました。

Sさんは、
「お受験で、学校調べをがんばったんですよね~。一緒に」
「その時の学校からのお手紙やら、パンフレットやらたくさんあるんですよ」
と話してくださいました。


「奥さまと一緒に、たくさんの学校を調べたことが思い出にあるのですね~」と繰り返した私は、
「学校パンフレットだけ、一部ずつ保管しておくのはどうですか?」と提案しました。

お手紙などは手放して、パンフレットを押し入れの片隅に保管しておくのはどうか?と思いついたのです。

「取っておいていいんですね?」
とSさんはうれしそうな声をされていました。

思い出エピソードから、モノを絞る

思い出の品が捨てられない方は多いですが、過去のモノが増えると「今」の生活を圧迫します。

それは、ご本人が十分感じていらっしゃることだと思います。

でもーーー、捨てられない。

ここで、ちょっと、大量のモノそのものと、気持ちを分離してみてほしいのです。

そのモノを通して、自分が誰とつながるどんなエピソードを持っているかを確認していきました。

Sさんの場合は、奥さまと一緒に学校選びをしたことが良い思い出だったんですよね!

人によっては、子どもに必死に勉強を教えたことが思い出かもしれませんし、がんばって塾に通わせお金を稼ぐことに必死だったことが思い出かもしれません。

「教材が捨てられない」という事実の裏に、様々なエピソードが存在しています。

そのエピソードを、しっかり残してあげるようにサポートしています。

ポイントは「厳選して残す」
エピソードを「残す」

片づけはカモフラージュ。Sさんにとって一番ツラいこと

話を聞いていくと、Sさんにとって一番ツラいのは、片づけられないことではないなーとも、思えてきました。

もともと、部屋が多少散らかっていても気にならないSさんです。

どうして急に片づけをしなくちゃ!と思ったかというと、息子さんたちが「いい加減捨ててくれよ」と言い出したからだそうなんですね。

これ以上息子たちに怒られたくない、という動機が片づけをするきっかけでした。

Sさんにとって一番つらいのは、
片づけられないことよりも
だいじにだいじに一人で頑張って育ててきた息子たちと、だいじなだいじな奥さまのことで喧嘩してしまうことだったんです。

だから、「自分が変わろう」と私に問い合わせをしてくださったのでしょう。

自分の気持ちと家族の気持ちを調和する

Sさんは、こんな感じで気持ちがぐちゃぐちゃ~っと絡まっていました。

・奥さまのモノを残したい!思い出を残したい!
 でも…そうすると捨てられない。片づかない。

・息子たちとうまくやりたい!自立させてやりたい!
 でも…言いなりになってポイポイ捨てるなんて、今は無理‥。苦しい。

・自分だって前を向きたい!片づけてスッキリした家に住みたい!
 でも…家事は苦手。これまでやってこなかったから、どう片づけていいかもわからない。

どれも、本当の気持ちだし
どれも、妥協させたくない気持ちでした。

この3つの「ちょうどいい」バランスで、モノを残せるように、アドバイスしました。

捨てられないやかんについては、「キッチンから場所を変えて、押し入れにとっておいたらどうですか?」と。

減らせないモノについては、「一部だけ保管しておくのはどうですか?」と。

どうしたらいいか分からない布団については、「現実的に考えて、布団を干せないとカビも生えるしダニも心配です。比較的カビやダニの心配のない、タオルケットのようなかさばらないモノだけ、お洗濯してから残すのはどうですか?」と。

心に無理はさせない。そのために勇気を出して対話する

心が「残したい」と思っているなら「何を残すか」と考えたらいい。

無理に引きはがすと、心に傷を作ってしまうから。
傷を作りながらも、息子たちの言う通りにしようとしてしまうと、自分の感情に蓋をしてしまうから。

蓋をした感情は、暴走すると怒りとなって家族に向かいます。
それは本望じゃないでしょう。

Sさんの片づけの目的は「きれいに捨てること」ではありません。
【息子さんたちと仲良く生きること】なんですもの!


この、気持ちの根っこにたどりつくと、「捨てなくちゃ」という想いは消えていきます。
片づけの目的がスルっとポジティブに変わるんです♪


カウンセリングでは、
あなたの本当の気持ちにアクセスして
目的をスルっと変えていきます。

目的がポジティブになれば、前向きに片づけの話ができますよね♪


息子さんたちほどには、まだ自分は心の整理がついていない。
なんとか前を向こうと思っているけれども、モノが無くなるのは苦しいから、残す場所を作りたい。

その気持ちを、そのまま話してみてほしいのです。

「私はまだ君たちほどには、心の整理がつかないんだよ。
 押し入れの下半分は、お母さんの思い出をとっておきたいんだ。君たちの部屋には置かないようにするから。どうだろう?」と。


Sさんは、息子さんたちといい関係を築きながらも、モノを通して奥さまともつながりたいと思っています。
それが、今のSさんにとって「安心を感じる場所」「安心を感じる時間」

時々、押し入れを開けっ放しにして眺めてみてもいいんじゃないでしょうか。

時間をかけて、ゆっくり奥さまの存在を、ご自身の心の中に取り込んでいただきたいと思います。

自分の中に奥さまがちゃんといると実感できた時
またお片づけをすると、手放せるモノが増えているはずです。

ゆっくりゆっくりいきましょう。


息子さんと一緒に、このGWに片づけに励んでくださるのを応援しています!

ファイト~、Sさん!





お読みいただきありがとうございます。

今日もかけがえのないジブンスキーライフを!


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丸山郁美

勇気づけのお片づけ🄬提唱者。自分らしく素直に生きたい方へ、「勇気づけのお片づけ」で、私も家族も心地いい自然体で調和のとれた家庭の作り方を伝えています。

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